子どもの心の病をチェックし早期の受診をしましょう

低年齢化する心の病

悩む子供

子どもの心の病を知り、対処しましょう。

最近は、大人だけではなく、小学生や中学生などの子ども達でも鬱病を発症することが多くなってきています。身体的な症状としては、眠られない・すぐ目が覚めるなどの睡眠症、食欲不振や朝が弱いなどがあります。また、精神症状としては、物事に興味がわかなくなってしまったり、意欲もなく知的活動が減退するなどの症状があります。子どもの場合、大きく二つの病名が考えられます。一つ目は、心身症です。ストレスや環境の急激な変化などにより、頭痛や腹痛、吐き気などを伴ったり、頻尿や気管支喘息などを発症します。もう一つは、チックです。チックには運動性チックと音声チックがあります。運動性では、まばたきが多い・肩をすくめる・顔をしかめる・頭をふる・咳を頻繁にするなどがあります。音声では、咳ばらい・口で音を鳴らす・くんくん鼻をならす・汚い言葉を発する・相手の言葉を繰り返すなどの症状があります。小学生や中学生などでは、最近鬱病とまでは行かなくても、自律神経の異常で起こる起立性調節障害も多くかかっている現状があります。

これら鬱病等に陥る仕組みとしては、百種類以上あると言われている神経伝達物質が影響していると言われます。モノアミン類と呼ばれる物質の低下です。ストレスや喜ばしいことが急に起きたり、生活環境の変化・親子関係の変化などで神経の障害が起こります。神経は、シナプスと言われる神経のつなぎめで、電気信号の受け渡しをしています。この伝達物質には、抑制の働きをするセロトニンと興奮型のノルアドレナリン・ドパミンなどがあります。これらの物質の減退が鬱病に関わっていると考えられています。改善のための方策としては、小学生であれば小児科や内科でまずは相談をし、心療内科などのサービスを受けることが必要です。その上で、心理療法として遊戯やカウンセリングを取り入れたり、服薬をしたりするなどの方法があります。また、最近ではメールや電話等によるカウンセリングのサービスも行われています。親としては、子どもの症状をその子のくせととらえ、おおらかに対処することが大切です。小学生などの低年齢な子ども達は、どこがどう悪いのか自分で訴えることができません。ですから、親子関係を良いものに改善し、専門家の指示を仰ぐことが大切です。